藤浪晋太郎、初対外試合は3回7安打2失点 毎回出塁許す

3回に2失点し、厳しい表情でベンチに戻る阪神・藤浪晋太郎=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(撮影・中田匡峻)
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 「練習試合、阪神-日本ハム」(17日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が、今キャンプ初めて対外試合に登板した。初回に最速154キロを計測するなどしたが、3回を投げて7安打2失点と、毎回走者を置く投球内容だった。

 初回、先頭の浅間を空振り三振に斬ると、続く石井には直球勝負でバットをへし折った。不運にも一塁後方でポトリと落ちる内野安打で出塁を許した。それでも続く西川を三ゴロに。王柏融にはストレートの四球を与えたが、清宮を151キロの直球で左飛に抑えた。

 二回は先頭の森山に中前打を浴びたが、続く海老原、石川を連続で空振り三振に。平沼には左中間を襲う安打を許したが、中堅・江越の好返球で二塁でタッチアウト。好守にも助けられ、なんとか無失点で切り抜けた。

 だが、三回だ。先頭の浅間に左中間を破る二塁打を許すと、進塁打の後、西川に左中間を破る適時打二塁打を浴びた。さらに王柏融、清宮と3連打で勝ち越しを許した。後続を断って追加点を許さなかったが、3回で65球と球数も増えた。

 藤浪は前回11日に紅白戦に登板。2回を1失点に抑えた一方で、2死球とクイックなど、セットポジションからの投球に課題を残していた。今クールは「修正ポイント」として、セットに重点を置いて投球練習。この日は毎回走者を出す内容だったが、四球は1つだけと大崩れはしなかった。今キャンプまだ2度目の実戦登板。徐々に実戦勘を養いながら、シーズンに向けて精度を高めていく。

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