中谷が豪快ダーン「5番・DH」で存在感 絶好機での空振り三振は反省…
「練習試合、阪神4-4日本ハム」(17日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
阪神の中谷将大外野手(26)が17日、日本ハムとの練習試合に「5番・DH」で出場し、対外試合初アーチで存在感を示した。「甘いボールを仕留められるようにとやってるので、それができて良かったです」。響かせた快音に、歓声が重なり合う。一振りで仕留めた一発に手応えが残った。
「長打を求められていると思うので、今日は出ましたからこれを続けていけるようにできれば」
1点を追った四回だ。1死一塁の場面で、ロドリゲスの初球をとらえた。外寄りの変化球を思い切りよく振り抜くと、高々と舞い上がった打球は左翼席へ。7日の紅白戦で放ったチーム初アーチに続く実戦2本目。ただ、トータルで満点の一日にできなかった打席を悔やんだ。
「ああいう場面に強くならないと。信頼はなくなっていくと思うので」と中谷。振り返ったのは六回無死二、三塁の好機だ。カウント2-2からハンコックの147キロ直球の前に空振り三振に倒れた。確実に打点を稼げれば、さらなるアピールとなっていたのは間違いない。
矢野監督は一発を評価した上で「欲を言えば、やっぱりあのチャンスのところでの一本というのがマサヒロに求められているっていう」と話した。中谷も「スキを見せれば(レギュラー争いで)遅れるので」と気を引き締め、さらなるレベルアップを図っていく。