新人がまた打った ドラ1近本2試合連続安打 ドラ3木浪7試合連続安打

 3回、近本が左前打を放つ(投手・柳)
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 「オープン戦、中日4-2阪神」(24日、北谷公園野球場)

 試合を重ねるたびに魅力が増す。阪神のドラフト3位・木浪(ホンダ)が実戦7試合連続安打を記録すれば、同1位・近本(大阪ガス)も2試合連続安打。ともにオープン戦初先発で結果を残し、開幕1軍へまた一歩前進した。

 球場では応援歌が演奏され、シーズンさながらの熱気があった。木浪は「緊張したけど、きのう(ヤクルト戦に途中から)出させてもらって、今日は余裕を持って打席に入れた」。気持ちの安定が結果につながった。

 二回2死。柳の直球を捉え、鋭いゴロで二遊間を破った。実戦全7試合で安打を放ち、打率・444。浜中打撃コーチは「使いたいと思わせる打撃をしている」。初対戦の投手に対応し続ける技術を評価した。

 近本も負けていない。三回無死。2球で追い込まれた後、3球目に外角低めへのチェンジアップを見極めると、4球目の高めに浮いたスライダーを引きつけて左前へ運んだ。

 「三振しないように意識して。浮いてきた変化球を仕留められた」。23日・ヤクルト戦では5点差の九回に追い込まれた後に右前打を放ち、矢野監督から粘りを評価されていた近本。しぶとい打撃でまた評価を上げた。

 キャンプ終了まで5日を切ったが、新人2人の存在感は増すばかり。このまま競争を勝ち抜きそうな勢いがある。

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