マルテ とにかく実戦!実戦8打席連続ノーヒット…毎試合3打席ノルマ

 実戦形式のシート打撃で、力強いスイングを見せるマルテ
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 実戦で使い詰めて、シーズンまでの良化を望む。阪神の矢野燿大監督(50)が5日、実戦で8打席連続ノーヒット中のジェフリー・マルテ内野手(27)=前エンゼルス=をオープン戦で積極的に打席に立たせる方針を明かした。この日のシート打撃でも2打席凡退に終わった新助っ人。指揮官は「打席に立つしかないだろう」と、毎試合3打席を基本線に、打席数をこなしながら本領発揮を待つ。

 また快音は聞かれなかった。5日に甲子園で行われたシート打撃。直前の打撃練習では3本の柵越えを放っていたマルテだが、実戦形式では2打数無安打に終わった。飯田と対した1打席目は詰まって二ゴロ。岩崎と対戦した2打席目は当たりこそ良かったものの、遊ゴロに終わった。

 キャンプ中の実戦、3日のソフトバンク戦と8打席連続無安打に終わっている新助っ人。なかなか本領発揮とはいかない状況に、矢野監督は「打席に立つしかないだろう。まだ打席に立つ機会は十分ある。3打席ずつぐらいは立っていった方がいい」。残りのオープン戦で、より多くの打席に立たせ、調子を上げさせる方針だ。

 8日の楽天戦(倉敷)には帯同しない予定だが、9日の日本ハム戦(甲子園)から“ミッション”を開始する。より多くの打席数を課すことで日本の野球に慣れてほしい、そして復調のヒントを見つけてほしい。「自分で体感していくことでマルテ自身もやっていかないとアカンし」と説明した矢野監督。まだ力量を判断する段階ではないが、開幕が近づくにつれて「オレらもそこで現状を把握していかなアカン」と言う。

 仮に結果が出てこないようなら…矢野監督はしきりに好調ぶりが目立つナバーロの名前を挙げる。競争をかかげる以上、「ナバーロもチャンスは十分にある。それぐらいの状態できてると思うからね」とマルテに固執する考えはない。

 外国人枠の使い方も投手3、野手1の布陣にするのか、それとも投手2、野手2で分けるのか。それもマルテの実力、状態次第で判断する見通しだ。

 新助っ人は「自分の結果が出ればいいけど、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と語った。昨季、不振のまま帰国したロサリオの例を挙げるまでもなく、最下位からの巻き返しには助っ人打者の活躍が不可欠だ。チームはオープン戦4連敗中。マルテの本領発揮とともに、チームもシーズンへ向けて上昇気流に乗っていきたい。

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