オープン戦開幕5連敗 12球団唯一勝ち星なし ドラ3・木浪はマルチ安打の活躍
「オープン戦、楽天7-1阪神」(8日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神が楽天に大敗を喫し、これでオープン戦は開幕から5連敗となった。64年ぶりだった昨年に続き、オープン戦開幕から5戦5敗。依然として最下位で、12球団で唯一、いまだ勝ち星がない。
この日は主力の大半が甲子園に残留。若手主体の打線を組んだが、楽天先発・岸の前に1点を取るのがやっと。守備での連携ミスに加え、開幕ローテ候補の望月が、4回8安打7失点と打ち込まれるなど、攻守に課題の残る1日となった。
望月は初回、先頭の島内に中前打を浴びると、1死を挟んで浅村の右二塁打で二、三塁。ブラッシュには“新球”フォークを狙われ、左前適時打でいきなり2点を失った。さらにブラッシュの三盗と四球で1死一、三塁。重盗を仕掛けられ、捕手・梅野の二塁送球間に、三走・ブラッシュの生還を許した。
望月は二回にも2点を失うなど5四球と制球も定まらず、ローテ入りに一歩後退した形になった。
打線で気を吐いたのは、この日もドラフト3位の木浪(ホンダ)。楽天の先発・岸に対して三回、2死三塁から右前適時打を放った。八回にも1死一塁から、右前打でマルチ安打。キャンプから猛アピールを続けており、開幕1軍どころか、開幕スタメンに向けてまた1歩、前進した形となった。
阪神は本拠・甲子園に戻り、9日に日本ハム、10日に巨人を迎え撃つ。先発は9日が岩貞、10日が西の予定。
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