開幕オーダー見えた!3番糸井、4番大山、5番福留 矢野虎16日から中軸固定
阪神の矢野燿大監督(50)が14日、次戦の16日・西武戦(甲子園)から、クリーンアップを3番・糸井、4番・大山、5番・福留で臨むことを明らかにした。オープン戦の残り8試合は「(中軸を)ある程度、固定したいと思う」とも話したことで、開幕オーダーの輪郭も見えてきた。
矢野阪神の船出となる3月29日・ヤクルト戦(京セラドーム)。開幕投手・小川に挑む打線の全体像が、明らかになった。
クリーンアップの前後は新戦力が担う。2番はドラフト1位・近本(大阪ガス)が入ることが濃厚。指揮官は13日の中日戦後に、今後も2番で起用する方針を示している。6番には状態を上げている新外国人・マルテが座ることが確実だ。
8番は昨季、ゴールデン・グラブ賞を獲得した梅野が有力。15日のプロアマ交流戦・大商大戦で開幕投手のメッセンジャーとバッテリーを組み、開幕へ呼吸を合わせていく。
流動的なのは1、7番。ここには二遊間争いを勝ち抜いた選手が、起用されることになる。有力候補はドラフト3位・木浪(ホンダ)だ。オープン戦で打率・444を記録し、チーム首位打者。新人ながら開幕スタメンを奪う勢いがある。
また、二塁を争う上本、糸原、遊撃を狙う鳥谷、北條は全員が1番を打てるタイプ。矢野監督は「こちらはいろんな準備をしておきたい」。今後のオープン戦での結果と内容を見て、開幕オーダーを固めていく。