岩貞、左の柱や テンポ良く5回0封 矢野監督も絶賛「貯金できる内容」

 「オープン戦、阪神1-5西武」(16日、甲子園球場)

 味方が守備につく時間が異常に短かった。テンポ良く、アウトを積み上げていった。「立ち上がりからコントロールして、テンポ良く、リズム良くというのを意識していた」と阪神・岩貞。開幕2戦目の先発が有力な左腕が、圧巻の投球を見せた。

 本人が語ったように、昨年までとの違いを感じさせたのが投球リズム。18年まで1球投げてからの投球間隔が15秒以上開いていたが、この日は10秒に満たない場面もあった。自分で時間をコントロールし、相手に主導権を渡さなかった岩貞。三回に2死三塁のピンチを背負ったが、「冷静に」と落ち着いて源田を二ゴロに仕留め、直後の先制点を呼んだ。

 5回2安打無失点。抜群の結果だけでなく、内容的にも、相手にきれいに引っ張られた打球はほぼなかった。「前回は右打者の外角が課題だったので、練習でも外を意識してやっていた」。ややコースが甘くなっても、ボールに勢いがあるからファウルを奪える。

 テンポを上げることができたのも、その力強い直球で相手を押し込めたから。矢野監督は「岩貞には貯金をしてもらわないと困るからね。きょうのピッチングやったら貯金ができるような内容」と目を細めた。オープン戦は2試合で計9回無失点。ローテの柱と言える場所まで-。左腕は確実に近づきつつある。

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