岩貞 開幕前最終登板で6回3失点 30日先発へ「しっかり仕上げたい」
「オープン戦、阪神-オリックス」(23日、京セラドーム大阪)
先発した阪神の岩貞祐太投手(27)が、6回6安打1四球3失点で、開幕前の最終登板を終えた。
初回、先頭の福田に右翼への三塁打を許し、いきなり無死三塁のピンチを迎えた岩貞。2番・西浦の内野ゴロの間に1点を許したが、最少失点で立ち上がりを切り抜けた。
二回は連続三振を奪い、三者凡退。三回以降は走者を出しながらも危なげなく相手のスコアボードに0を並べた。キレのある直球とチェンジアップ、カーブを織り交ぜ、奪った三振は6イニングで6つを数えた。
五回、味方の悪送球から2死満塁のピンチを迎え、2番・西浦に2点中前適時打を浴びたが、ピッチング自体は及第点の内容。降板後、岩貞は球団広報を通じ「五回の味方のエラーの後こそ、粘らなければいけませんでした。自分の感覚的には良かったので、このまま開幕に向けてしっかりと仕上げていきたいです」と反省と収穫を口にしながらシーズンを見据えた。
岩貞は開幕2戦目となる30日のヤクルト戦(京セラドーム)での先発が有力視されている。貴重な左腕が、今季最初の登板へ、最終仕上げを施していく。