Gキラーのはずが…ガルシア炎上 “伝統の一戦”大敗スタート

 「巨人9-3阪神」(2日、東京ドーム)

 阪神が今季初の伝統の一戦で大敗。連敗を喫した。先発のガルシアが4回を7安打7失点(自責6)と誤算。序盤から苦しい戦いを強いられる形になった。

 試合は初回から動いた。先発のガルシアが吉川尚、坂本勇、丸に3連打を浴び、いきなり2点を失った。際どいコースをボールと判定され、首をかしげながらいら立つ場面も。五回には再び吉川尚、坂本勇の連打から、岡本に2点適時二塁打、ゲレーロには3ランを浴びた。

 ガルシアの巨人戦5失点は、5度目の登板で初めて。昨季、対巨人戦は3勝1敗、防御率1・80。特に東京ドームでは2勝0敗、同0・56と抜群の安定感を誇った左腕は、まさかの乱調に「初回が全てでした。自分のボールを上手くコントロールできず、もっと落ち着いて投げることができればよかったのですが、修正することができませんでした。次回は初回から自分の投球をできるように準備していきたいです」と反省のコメントを残した。

 一方、開幕から不動のオーダーで臨んだ打線は序盤、巨人の先発・山口を攻めあぐねた。「1番・遊撃」で出場したドラフト3位・木浪聖也(24)=ホンダ=は3打数無安打。オープン戦最多安打のルーキーが、開幕から4試合、14打席安打がなく、五回の守備からベンチに退いた。

 それでも六回、同1位の近本光司(24)=大阪ガス=の右中間を破る三塁打から、福留の右前適時打で完封を阻止。さらに糸原が右越えの適時三塁打で続き、3点を返した。近本は初回に二盗を決め、プロ初盗塁をマーク。「2番・中堅」として、走攻守でチームに貢献している。

 ただ、大量ビハインドの展開に反撃はここまで。大敗を喫した。第2戦は青柳が今季初先発の予定。3連敗は阻止したいところだ。

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