青柳5回4失点で降板 “悪夢の三回”丸、岡本に連続被弾
「巨人-阪神」(3日、東京ドーム)
今季初登板となった阪神の青柳晃洋投手(25)が、5回を投げ5安打4失点で降板。三回に2被弾、巨人に先取点を許すと、六回の先頭で打席を迎えた際に代打が送られた。
まずピンチを迎えたのは初回だった。坂本、丸に連打を許し、1死一、二塁に。いきなり先制機を与えると、ここで4番・岡本との勝負となった。それでもここを冷静にさばく。変化球で併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。
二回は三者凡退に抑え込み、リズムに乗ったかと思われたが…。三回だった。2死二塁から、坂本を迎える。2球で簡単に追い込むも、その後は際どいコースを攻めるなど4球続けてボールに。この日初めての四球を出すと、直後の3番・丸に特大の3ランを食らった。さらに4番・岡本にも一発を献上。2者連続のホームランで、一気に突き放された。
2年ぶりの開幕ローテをつかんでいた。「僕としては開幕戦」と意気込んでいたが、降板後のベンチでは戦況を見つめながら唇をかんだ。降板後は矢野監督に声をかけられ、肩には手が添えられた。三回以外は安定した投球を見せていただけに、この悔しさを次戦への糧にする。