阪神3連敗…10年ぶりの巨人戦連敗スタート 開幕5試合連続3点以下は24年ぶり
「巨人6-3阪神」(3日、東京ドーム)
阪神が終盤の追い上げも及ばず、巨人に連敗を喫し、前カードから通じて3連敗となった。
先発は青柳。試合は三回に動いた。2死二塁から、坂本勇を四球で歩かせると、3番・丸との対戦。1-2と追い込んでからの5球目、真ん中低めの141キロを拾われた。右翼スタンド中段に飛び込む特大の3ランを浴びると、4番・岡本にも2者連続の一発を献上。一気に4点を失った。
「立ち上がりからボール自体は悪くなかったのですが、ピンチの場面で粘ることができずに先制点を与えてしまい、先発としての役割を果たすことができませんでした」。今季初登板。三回以外は安定した投球を見せただけに、悔いが残る失点。5回5安打4失点で黒星を喫した。
打線は開幕5戦目にして、初めてオーダーを変更した。開幕から4試合、14打席安打がないドラフト3位・木浪聖也(24)=ホンダ=に代わって、「1番・遊撃」に北條史也内野手(24)を起用。また、正捕手の梅野隆太郎捕手(27)が、左足指の骨折の疑いで負傷離脱。代わって、坂本誠志郎捕手(25)が「8番・捕手」で今季初出場した。
4点差で迎えた四回、近本が失策で出塁すると、糸井が右前打でつないで1死一、三塁。好機を作ったものの、4番・大山が浅い右飛に倒れた。以降も、巨人の先発・メルセデスを攻略することができず、スコアボードに0を並べた。大山は3戦連続で安打がなく苦しんでいる。
6点差の八回には、上本、中谷と代打攻勢で2死満塁。ドラフト1位の近本(大阪ガス)の左前適時打で完封を阻止すると、糸井も右前適時打で続き、3点を返した。だが、続く大山が空振り三振に倒れ、反撃はここまでだだった。
チームとして巨人戦の連敗スタートは、2009年以来10年ぶり。開幕から5試合連続で3得点以下は、1995年以来24年ぶりと、不名誉な記録が並んでいる。3戦目は浜地真澄投手(20)が、プロ初登板初先発に挑む予定。若い力で4連敗を阻止したい。