五回まで沈黙の打線が奮起 2点差まで迫るも4番・大山が満塁で三ゴロ

7回2死満塁、大山は三塁ゴロに倒れる=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神-中日」(12日、甲子園球場)

 追い上げムードが最高潮を迎えた七回2死満塁で、阪神は4番の大山悠輔内野手が打席に立ったが、無念の三ゴロに倒れた。

 阪神打線は立ち上がりから中日先発の笠原の前に沈黙。五回まで無安打と凡打を繰り返し、甲子園のスタンドから「帰れ!」のヤジが飛ぶ内容だった。

 6点を追う六回に代打上本がようやくチーム初安打を放つ。この回、糸井の二ゴロの間に1点返して迎えた七回。代打のドラフト3位・木浪が開幕から18打席目で待望のプロ初安打を放って流れをつくると、近本、糸原の適時打などで2点差に迫る。

 なおも満塁で4番・大山が登場。直前の糸井が申告敬遠で歩かされて奮起が期待された場面だったが、大山は中日3番手・谷本の3球目を三ゴロ。逆転を期待したスタンドは一気に沈んだ。大山は続く守備から交代を告げられ、開幕から初めての途中交代となった。

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