阪神・岩貞、満塁被弾を含む5回13安打6失点の炎上「申し訳ないです」
「阪神-中日」(13日、甲子園球場)
先発の岩貞祐太投手(27)が5回13安打6失点の炎上。無念のKOとなった。
初回、簡単に2死を奪ったが3番・福田に四球を与え、4番・ビシエドを迎えた。1ボールからの2球目、142キロ直球が真ん中に入った。強烈な打球は中堅・近本の頭上を越え、先制の適時二塁打。12日の試合では2打席連続本塁打と大活躍だった相手の主砲に、いきなり手痛い痛打を浴びた。
二回は1死から連打を浴びて、一、二塁と再びピンチを招いた左腕。2死までこぎつけたものの、1番・京田に一、二塁間を破られ、右前適時打で2点目を献上した。四回無死一、二塁で打席には投手の柳。バントを警戒したシフトを敷き、カウント1-2から柳はスリーバントを敢行した。しかしマウンド左に転がった打球を岩貞が追いつけず、結果的に内野安打となり、無死満塁のピンチを招いた。
ここで二回に適時打を放っている1番・京田。その初球だった。甘く入ったスライダーを捉えられると、打球は無情にも虎党で埋め尽くされた右翼スタンドへ突き刺さるグランドスラム。痛恨の一発を浴び、一挙4失点で試合の流れを完全に相手へと引き渡してしまった。岩貞が満塁弾を浴びるのは、16年7月3日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、3年ぶり4本目。
連敗を一日でも早く止めたい猛虎だが、五回までに中日打線に13安打を浴びる苦しい展開。岩貞が2桁被安打を許すのは、プロ6年目、79試合目の登板で初めてで、試合は中日ペースで進んでいる。
降板後に左腕は球団広報を通じ「序盤から制球が定まらず、ピンチの場面で失投を打たれてしまいました。チームに申し訳ないです」とコメントした。
関連ニュース

編集者のオススメ記事
阪神タイガース最新ニュース
もっとみる阪神 開幕投手の村上は5回2/3を1失点 中野が同点打含む3安打
阪神・平田2軍監督 先発初挑戦の伊藤稜に「俺から言わせるといい投球したよ」3安打の井坪には「素晴らしいね」一問一答
村上と宮城で両軍の開幕投手同士の投げ合い 阪神打線はDHに栄枝、遊撃に高寺 1~6番は開幕想定のオーダー
阪神・藤川監督 デュプランティエ「非常にいいところまできた」開幕ローテ「争いは誰にもさせてないつもりですけど」一問一答
阪神 2戦目富田、3戦目門別 急浮上開幕ローテ 22、23日にOP戦登板 藤川監督「健康に終わってくれれば」
阪神・ドラ3木下 激戦区リリーフ争い継続中「取りにいかないと」21日からのオリ3連戦へ気合
阪神・工藤 球団初!育成新人開幕1軍当確 藤川監督“テスト期間終了”明言 新たな目標シーズン完走へ
阪神・佐藤輝 大谷弾に刺激「あそこで打つのは、ほんとさすが」 開幕へ残り3戦「しっかり動いて確認したい」