チカキナでヤクル倒!打撃好調ルーキーズで首位撃破や

 5試合連続安打と存在感十分の近本
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 虎のルーキーズが首位撃破の原動力になる。打撃好調な阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24)=大阪ガス=と同3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が15日、松山-神宮と続く16日からのヤクルト3連戦へ向けて松山へ移動。与えられた持ち場で結果を残し、打順編成に頭を痛める指揮官の悩みを払しょくさせる。

 復調の兆しを見せる2人が猛虎打線爆発の起点となる。ヤクルトをなぎ倒すため、近本&木浪の“チカキナコンビ”が首位撃破の旗印となる。

 5試合連続安打中の近本は、甲子園開幕戦となった9日・DeNA戦で代打安打を放って逆転勝利を演出。直近5試合で16打数8安打の打率・500、2本塁打、3打点と存在感を発揮。12日の中日戦から5試合ぶりにスタメンに返り咲いた。

 開幕から15試合を消化して、セ・リーグ全チームとの対戦が終了。「オープン戦とは違うと思っていなかったんですけど、やろうとしていたことをさせてくれなかった。対応策はまだ完璧には分かっていないので、すごい投手と対戦したときにどう対応するかが大事になってくる」。背番号5はここまでの経験を生かした上で、今後の戦いに目を向けた。

 オープン戦で球団新人最多となる22安打を放ちながら、開幕から不振に陥っていた木浪は、12日の中日戦でプロ通算18打席目に初安打を記録。翌日から先発復帰し、2試合連続適時打を放つなど3試合連続で快音を響かせている。「1本出たのは大きいですけど、1本で満足してたらダメなので。チームを勝ちに導けるようにやるだけです」と力を込めた。

 矢野監督は全15試合で3、4、5番の中軸以外を動かして11通りの打順を組んだ。「固定できるに越したことはないけど、うちは成長していかないとダメなチームだし、打順だって、ポジションだって変わることもある」。固定打順を理想としながらも、調子が上向きな選手を起用していく日替わりオーダーが、現状では優勢を占めるとの考えを明かした。

 指揮官の悩みを解決するのが、ルーキー2人のバットだ。直近2試合で打順の変更はなく、1番に近本、8番には木浪の名前が記された。勝敗は1勝1敗ながら、矢野監督のイメージ、適性に応え、ラインアップに落ち着きを与え始めている。

 14日の中日戦で連敗を4で止めたが、6勝9敗の借金3で5位に甘んじる。開幕カードで2勝1敗と勝ち越したヤクルト相手に3連勝を飾れれば、チームの勢いは一気に加速する。ツバメを撃ち落とすのは“チカキナ”コンビだ。

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