高山「結果残す」中日の左腕・ロメロ撃って昇格だ 1軍で2戦2勝の好投手
「ウエスタン、中日(雨天中止)阪神」(17日、ナゴヤ球場)
阪神の高山俊外野手(25)が17日、好投手・ロメロ撃ちで猛アピールを誓った。2軍で巡ってきた初対戦。相手は開幕から1軍で2戦2勝と、乗りに乗る速球派だ。1軍打者が苦戦を強いられている左投手からの一打で、昇格を手繰り寄せる。
悔しさは大きかった。開幕は1軍で迎えたが、4日に2軍降格。それでも腐らず、前を向いた。抹消されてから9試合に出場し、打率・354。10日のウエスタン・オリックス戦では最後に代走を出されたが、その他はフル出場を続けている。
そんなひたむきに取り組む姿に目を細めるのは、平田2軍監督だった。「いい状態を維持している」と切り出すと、「2勝している投手。打てばいい経験にもなるし、自信にもなる」と好投手打ちにハッパをかけた。また今季の1軍は、左投手を苦にしている。6戦で1勝5敗。だからこそ左腕打ちで、昇格切符をつかみきりたい。
雨天中止が発表された後も、限られた時間の中でマシン打撃に取り組み続けた。「結果を残すことに越したことはないですよ」。相手が誰であっても打つ。そういい聞かせていた。