拙攻連発で屈辱の完封負け 巨人戦は年またぎで8連敗 広島に並ばれ最下位に…

3回、好機に糸原のバントが投前となり、三走・木浪は三本間で挟殺される(撮影・坂部計介)
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 「阪神0-2巨人」(20日、甲子園球場)

 阪神は拙攻に泣き、屈辱の完封負け。借金5、広島に並ばれ、リーグ最下位の5位タイとなった。

 昨夜は3失策とミスを連発し、12失点と大敗。この日は巨人・先発のヤングマンに翻弄(ほんろう)された。これで対巨人戦は今季5戦5敗。昨年9月8日の敗戦から年をまたいで、8連敗(1分挟む)となった。

 あと一本が出ない。一回はドラフト1位・近本が足を使って巨人守備陣をかき回し、内野安打と隙を突く走塁で一気に三進。無死三塁としたが、後続が倒れて無得点。三回も1死二、三塁で糸原、糸井が凡退。その後は尻上がりに調子を上げたヤングマンから好機を作れなかった。九回もクックから無死一塁としたが、福留が併殺打。好機がしぼんだ。

 先発・岩貞は7回4安打2失点。打線の援護なく3敗目を喫した。週末の巨人戦とあって4万6462人のファンが詰め掛けたが、球場は何度も虎党のため息に包まれた。

 巨人は5カードぶりの勝ち越し。前夜12得点の打線が、少ない好機を生かした。二回、6番・石川がスタメン起用に応える1号2ラン。「ヨッシャー!」と雄たけびをあげて生還し、原監督ともタッチをかわした。これが決勝点。先発ヤングマンは8回無失点の好投で2勝目を飾った。

 阪神に開幕から5戦5勝するのは、87年以来、実に32年ぶり。貯金4とした。

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