矢野阪神 Gに開幕6連敗…こんな屈辱は平成で最後!令和でやり返せ!

 「阪神0-3巨人」(21日、甲子園球場)

 平成最後の伝統の一戦は悲惨な結果に終わった。打てない、守れないの惨たんたる内容で、2試合連続の完封負けを喫した矢野阪神。今季の巨人戦は6連敗となり、昨季から合わせれば1分けを挟んで9連敗となった。「俺の責任」と何度も口にした矢野燿大監督(50)。過去を振り返っても仕方がない。次の巨人戦は令和に元号が変わった5月。心機一転、宿敵に借りを返してくれ!

 期待が大きい分、反動も大きかった。今季最多4万6516人が甲子園を埋めた平成最後の伝統の一戦。歓声は何度も耳をつんざく悲鳴と化した。32年ぶりに開幕から巨人に6連敗。矢野監督は苦しい胸の内を明かした。

 「監督としての俺の責任というのは大きいと思う。それをしっかり受け止めるしかできない」

 積極的に動いた。福留を先発から外し、試合前まで首位打者だった梅野を今季初の5番起用。初回無死一塁では、糸原の3球目にエンドランを仕掛けるなど先手を奪おうとした。

 しかし、不運な形で先制を許してしまう。四回無死一塁。遊ゴロを捕球した木浪が二塁へ送球したが、一走・ビヤヌエバがスタートを切っており、セーフとなった。さらに二塁・糸原の一塁送球は、スライディング後に立ち上がったビヤヌエバが邪魔になったのか、大きくそれてしまう。

 ジャンプした一塁・陽川の頭上を越え、一塁ベンチへ。ボールデッドでいったんは無死二、三塁で再開されようとした。その後、矢野監督がビヤヌエバの動きが守備妨害に該当しないかを確認。だが、判定は覆らない。さらに審判団が集まって協議し、ビヤヌエバの生還までコールされた。

 一度、狂った歯車は簡単には戻らなかった。七回2死二塁で8番・山本を迎えた場面は、指揮官の判断で勝負を選択。皮肉にも結果は裏目に出て適時三塁打を許した。

 九回1死一塁は二盗を阻止しようとした梅野が二塁へ悪送球し、1死三塁ではドリスが暴投。決定的な3点目を奪われてしまった。

 打線も沈黙したまま、甲子園の巨人戦は24年ぶりの2試合連続完封負けを許した。「俺の責任。打順もだって、俺が決めているんだから」。選手の戦う姿勢を知る将は、責任を一身に背負った。

 巨人戦は年をまたいで、7年ぶりの9連敗(1分けを挟む)。屈辱的な数字が並ぶが、気持ちだけは折れていない。「リベンジできる形をどんどん作っていけるようにしていく」。令和最初の伝統の一戦は、5月14日(東京ドーム)。次こそ大歓声が聞きたい。

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