首位打者・梅ちゃんが流れ変える! 9日サイクルのいいイメージDe
リーグ首位打者の阪神・梅野隆太郎捕手(27)が22日、23日からのDeNA3連戦(横浜)で、2試合連続完封負けを喫しているチームを勢いづける活躍を誓った。チームは昨季、横浜スタジアムで10勝3敗と大きく勝ち越しており、自身は9日・DeNA戦(甲子園)でサイクル安打を達成。いいイメージで敵地を席巻する。
あの悪夢は忘れられない。前カードは甲子園で巨人に3連敗。梅野は横浜への移動前に「先週の負けが悔しい」と声のトーンを落とした。だが、下を向いている時間はない。屈辱を力に変え、DeNAを倒しに行く。
「とにかく目の前の試合を勝ちたい。それしかない。また新たな気持ちでスタートできるように準備して、流れを変えていけるような試合にしたい」
今季は2日・巨人戦で左足薬指を骨折。一次離脱したが、5日・広島戦で先発復帰。痛みを抱えながらプレーを続け、復帰以降の15試合は先発マスクを譲っていない。
打率・358はリーグトップ。福留が休養した21日・巨人戦では5番に抜てきされた。23日からは福留が復帰するため、6番を任される見込みだ。
チームは20、21日の巨人戦で2試合連続完封を許し、現在18イニング連続無得点。“打てる捕手”には、DeNA戦での流れを変える一打が期待される。
9日・DeNA戦ではサイクル安打を達成。印象は悪くない。「球場も変わるし、相手のホームになる。改めてやっていかないといけない」。厳しいマークを乗り越え、結果を求めていく。
チームは昨季、横浜スタジアムで10勝3敗の好成績。セ・リーグのビジターでは唯一、勝ち越した球場だ。浜中打撃コーチは「甲子園では変に力みが入ったりしていたけど、横浜はいいイメージでいけるんじゃないかな。楽に振ってもホームランになったりする。そういうところを生かして、調子を上げていってもらいたい」。“お得意さま”を相手に打線復調を期待する。
梅野は守備でも攻撃のリズムを作る役割も担う。「先に点を与えないことをバッテリーとしてやりたい」。重責を担う正捕手の言葉に力がこもった。