大山V撃 19イニングぶり得点!4番がゼロ行進止めた!
「DeNA3-8阪神」(23日、横浜スタジアム)
バット1本を手に帰り道を急ぐ。初回、阪神・大山の中前打が19イニングぶりの得点。先制打が決勝打になると、4番としてホッと息をついた。「勝ってよかったと思います」。勝敗を背負う宿命。残る4打席の凡退、3三振に悔いを残すのか、厳しい表情のままバスに乗った。
ただ、2戦連続完封負け後の一戦。得点はチーム待望だった。初回、1死から糸原、糸井の連打で二、三塁を作る。2-2からの6球目。外寄りの変化球に食らい付いた。見送ればボール球。芯を食った打球は鋭く中前で弾んだ。2戦ぶり安打、4戦ぶりの打点だ。
「前回、青柳さんの登板の時に、援護することができなかったので。初回から先制することができてよかったです」。17日のヤクルト戦(神宮)で5打数1安打。四回、2号の先制2ランを放ったが、延長12回で2-2の引き分けに終わった。粘投を続ける右腕に初勝利を届けたかった。
大山が打点を挙げた試合は4勝3敗1分け。8戦で43得点と大量点を呼ぶ。「どの投手でもそう(援護したいと)思っていますが、できていなかったので。1点を取ることができてよかったです」。勝利の余韻もつかの間、その目は既に翌戦を見据える。今季2度目の決勝打。勝利に4番のバットは欠かせない。