「ウエスタン、中日５－２阪神」（２７日、ナゴヤ球場）

　右ふくらはぎの張りを訴えていた阪神のマルテが、「３番・一塁」でスタメン出場。３月１３日のオープン戦（中日戦）以来となる守備に就いた。

　「やっぱり野球が好きなので、守れて打席に立てることは本当にうれしいこと」

　際立ったのは、二回１死一、三塁の場面。中日・藤井が一、二塁間に放った鋭いゴロをダイビングキャッチ。二塁に送球し、一塁走者を封殺した。

　プレーを振り返った助っ人は「１回やったから終わりじゃなくてそれを続けていかないといけない。しっかりと準備をしていきたい」と笑顔を浮かべつつも淡々と話した。

　打撃でもしっかりアピールだ。第２、第３打席ではいずれも右前打を放ち、マルチ安打。３試合連続安打となった。２８日以降の起用法について平田２軍監督は「試合のスタミナもいるから」と、一塁をメインに守備にも就かせながら実戦の体力を取り戻させる方針だ。「この調子でやっていきたい」とマルテ。日進月歩の歩みを続けていく。