岩田が危険球退場 両軍ベンチ飛び出し不穏な空気流れる 2年連続で青木に頭部死球 

6回、青木に岩田稔が死球、両軍がマウンドにつめよる=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「ヤクルト-阪神」(8日、神宮球場)

 阪神の先発・岩田稔投手が、3点リードの六回2死から青木に頭部死球を与え85球、無失点ながら危険球退場となった。

 好投を続けていた岩田にアクシデントが起こった。青木の頭部へ死球。青木は怒りの表情で岩田に詰め寄るが、スタッフが何とかなだめた。

 岩田は昨年8月19日のヤクルト戦(神宮)でも青木への頭部死球で危険球退場になっている。また昨年、岩貞も青木に頭部死球を与え危険球退場。加えて今季4月にも阪神・尾仲が青木の右膝への死球を与えていることもあり、怒りは収まらない。両軍から監督、選手、コーチが飛び出し不穏な空気が流れ、一触即発のムードとなった。

 岩田は初回、二回を三者凡退など上々の立ち上がり。四回には2連打で無死一、二塁のピンチを招くも、再び山田哲を空振り三振に取るなど後続を断った。再び先頭打者を出した五回も併殺打、三振と危なげない投球を続けていたが、六回にアクシデントが起こった。

 岩田に代わってマウンドに上がった守屋は山田哲を右飛に打ち取り、この回は終了した。

 試合は八回に2点を加えリードを広げたが、その裏に福永、ジョンソンがヤクルト打線に捕まり、5-5となり延長戦に突入した。

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