矢野監督、選手に謝罪 5点差大暗転「責任は俺」 試合後緊急ミーティング
「ヤクルト7-7阪神」(8日、神宮球場)
勝ちきれなかった。12連戦の最終戦。5点リードを追いつかれ、延長戦に突入して2点を勝ち越したが、また追いつかれ…。阪神・矢野燿大監督(50)は試合後、ベンチ裏に選手らを集めて“謝罪”した。勝てなかった悔しさと無念さは募るが、負けなかったという事実をプラスに捉えて再進撃や。
12連戦の締めくくりで最悪の結末は逃れた。4時間53分の激闘後、矢野監督はコーチ、選手らを三塁ベンチ裏に集めた。約3分間、思いを伝えた。
「こういう展開にしてしまったのは、俺の判断なんで。申し訳ない」
八回の攻撃を終えて5点リード。その裏のマウンドに送ったのは福永だった。4連打で2点を返されると、ジョンソンをマウンドへ。しかし、好投を続けてきた右腕でも流れを止められず、5点差を追いつかれた。
それでも九回は藤川が無失点でしのぐ。延長十回からはドリスが登板。「どんな状況でも行くと言われたところで行く」。今季初のイニングまたぎとなったが、2回無失点でチームを鼓舞した。
12連戦を支えてきたリリーフ陣の踏ん張りに打線も応えた。延長十二回に中谷が勝ち越しの2点二塁打。矢野監督はベンチを飛び出してグルグルと手を回し、両手を挙げた。勝利まであとアウト3つ。最後は島本が締めくくるだけだったが…。2点差を守りきれなかった。
勝ちきれなかった思いは残る。それでも指揮官は前を向く。「5点差を追いつかれた責任は俺にあるけど、負けなかったということにもすごく意味がある。あの流れで行けば、ひっくり返されてもおかしくない展開までいったから」。投手は浜地、野手は岡崎以外の全選手を起用。総力戦に結果で応えてくれた選手に感謝した。
「俺らは成長していかなあかんチーム。俺がそんなん言うとアレだけど、引き分けで終われたということは、俺らの中で意味があるんじゃないかなっていう。申し訳ないという部分と、プラスに捉えていくところっていうのは両方あると思う」
矢野監督が現役時代の03年4月11日・巨人戦(東京ドーム)は6点リードを追いつかれたが、8-8で引き分けた。その後、チームはリーグ優勝を果たしている。「ギリギリ食い止められたっていうところは、本当に選手に感謝している。俺の中の勉強というか。難しさは痛感した」。選手のためにも、この経験を必ず糧にする。
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