逆転の矢野阪神「手汗は1リットル」攻め采配で4連勝だ
「DeNA2-3阪神」(24日、横浜スタジアム)
連日の緊迫したゲームに阪神の矢野監督が漏らした。「手汗は1リットルかいたわ(笑)。めちゃめちゃ手汗かいたわ!」
しのいでしのいでの勝利で4連勝。しかも、すべてが1点差勝ちというスリリングな展開だ。1点差での4連勝は2007年9月以来、12年ぶり。これで1点差ゲームは今季リーグ最多の8勝(2敗)となった。
「こういう試合がウチの試合っていうふうになってくるように。これを強みにね、みんなでしていけるようにしていきたい」。“矢野阪神の勝ちパターン”を完全に確立したことを満足そうに話した。
12度目の逆転勝ちを呼び込んだ殊勲者として挙げるのは、やはり中継ぎを中心とした投手陣だ。この日は3連投中のジョンソンではなく、八回を藤川に託した。
これまでの勝ちパターンの継投ではなかったが「ホントみんなよく頑張ってくれた。ああいう展開になれば、出て行くピッチャーみんな抑えたいと思っているけど、そういうふうになかなかなりにくい。ナイスピッチングでした」と最敬礼する。
貯金も今季最多の4に。「それは増えたり減ったりするしね。今日を全力でやれたんで、明日も全力で」。次戦も1点差勝ちとなれば、球団最長となる07年の5連勝に並ぶ。今後も守り勝つ野球で貯金を増やしていく。