「阪神-巨人」(29日、甲子園球場)
聖地に重いため息がこだました。
十一回、先頭のマルテが来日初の猛打賞となる左前打で出塁。さらに野選、暴投で無死二、三塁。申告敬遠で満塁となった。
ここで、巨人は6番手の左腕高木がマウンドへ。阪神は押せ押せムードだったが、ドラフト1位・近本を浅い中飛で1死満塁。代打・鳥谷は空振り三振に倒れた。そして、最後は糸井が力のない中飛。虎党は勝利に備えてジェット風船を準備していたが、痛恨の無得点となった。
プロ入り9年目の高木は、ここまで通算155試合にしながら無敗。デビューからの連続試合無敗記録を持つが、ここでも勝負強さを発揮した。