大山が初回に先制3ラン!苦手ヤングマンを四回で引きずり下ろす
「阪神-巨人」(30日、甲子園球場)
前夜、延長12回に代打・高山の劇的なサヨナラ満塁弾で勝利し、2位に浮上した阪神。その勢いに乗っていきなり4番が魅せた。
近本がショートへの内野安打で出塁し、その後、二盗に成功。糸原が四球を選び、糸井の遊ゴロの後、1死一、二塁の場面で、大山が打席へ向かう。
カウント1-1から巨人先発ヤングマンが投じた外角高めの変化球をすくい上げるようなスイングで捉えると、打球は風に乗って左翼スタンドへ。先制の9号3ランとなった。「打ったのはスライダー。初回の先制点が欲しいチャンスの場面だったので打つことができて良かったです。風にもうまく乗ってくれました」と大山は振り返った。
四回には2試合連続本塁打中の好調マルテが一塁・大城のグラブをはじく強烈な当たりの右前打で出塁。その後、近本の四球などで2死一、二塁となったところで、原監督がヤングマンをあきらめて田口がマウンドへ。過去2戦2敗のヤングマンをマウンドから引きずり下ろした。
投げては先発の高橋遥が力投。二回には大城に2ランを浴びるも、要所要所で三振を奪うなど、五回を終えて7奪三振、2失点と奮闘している。