「矢野ガッツ」連発!会心3連笑「理想的な試合展開」
「阪神5-2巨人」(30日、甲子園球場)
新時代の伝統の一戦は阪神の独壇場だ。先制し、投手力と守備で踏ん張り、突き放す。前夜の劇的なサヨナラ勝ちから一転、堅実な戦いぶりを見せた。令和に入って巨人戦4戦4勝。矢野監督は「矢野ガッツ」を連発し、余韻を楽しんだ。
「本当に理想的な試合展開やった。昨日のあの試合の後だったんで、2つ(勝利を)取らないと、昨日の勝ちも生きてこないと思うんで、いい流れの勝ち方ができた」。対巨人戦は開幕6連敗から巻き返し、対戦成績を4勝6敗まで戻した。苦手意識を拭い去る意味でも堅実な展開での勝利には価値があった。
29日の巨人戦は延長十二回サヨナラ勝ち。歓喜と落胆を繰り返した展開を、関西地区で豚まんなどを販売する「551蓬莱」のCM(関西ローカル)に例えて「『あるときー、ないときー』ばっかりやって。コマーシャルできるんちゃう?」と振り返っていた。一夜明け、同社にもその情報が伝わっており、もしかすると今後、何かしら動きがあるかも-。今の阪神はそれだけの影響力がある勝ちっぷりを見せている。
5度目の3連勝を飾り、31日からは3ゲーム差の首位・広島と3連戦。「選手と思い切り楽しんで、苦しい時こそ楽しんで、ベンチで声を出して頑張ります」。宿敵を倒した自信を胸に、マツダスタジアムに乗り込む。
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