【復帰までの経過】原口4日交流戦から1軍へ「来たか!と思いました」
大腸がんからの完全復活を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が、交流戦開幕となる4日・ロッテ戦(ZOZO)から1軍に復帰することが3日、決まった。同日、1軍に合流した原口は千葉県内のチーム宿舎で取材に応じ、昇格を聞いた瞬間を「来たか!と思いました」と振り返り、「かなりの緊張と楽しみ、ワクワクと両方ある」と表現した。
大腸がん公表から1軍昇格までの原口の経過は以下の通り。
▽1月24日 開設した公式ツイッターで、大腸がんであることを公表(球団も発表)。「同じガン患者の方々、またそのご家族の方々にとって少しでも夢や希望となれるよう精いっぱい、治療に励みたいと思っています」とつづる。
▽同31日 自身のツイッターを更新し、無事に手術が終了したことを報告。
▽2月6日 退院したことを明かす。
▽同14日 リハビリスタートを報告。「球場でリハビリを始めました。日に日に動きもよくなり順調です!」
▽3月3日 27歳の誕生日を迎える。
▽同4日 「がん患者の支援活動」を実施することを発表。がん啓発チャリティーグッズとして、レースブレスレット「グッチブレス」を販売し、売り上げの全額をがん患者支援団体に寄付へ。
▽同7日 鳴尾浜でトレーニングを開始。
▽同20日 屋外でのキャッチボールを再開。
▽4月16日 鳴尾浜で術後初めての屋外フリー打撃。計30スイングで柵越え5本。
▽5月7日 鳴尾浜で術後初めて2軍全体練習に合流。
▽同8日 ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で八回に代打で登場。18年10月13日の中日戦(ナゴド)以来、207日ぶりの実戦に復帰した。
▽同9日 ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で復帰後初安打。
▽同15日 ウエスタン・ソフトバンク戦(タマスタ)で復帰後初のスタメンマスク。
▽同19日 ウエスタン・広島戦(由宇)で復帰後初のフル出場。「5番・一塁」で4打数1安打。
▽6月2日 ウエスタン・ソフトバンク戦(丹波)で手術後初の本塁打。推定飛距離120メートル超えの場外弾で1軍復帰をアピールした。
▽同3日 1軍に合流。