ジョンソンの登録を抹消 疲労を考慮 28登板で防御率0・64
「交流戦、阪神-日本ハム」(7日、甲子園球場)
阪神が誇る鉄壁のリリーフ陣に、緊急処置が取られた。八回の男として抜群の安定感を誇っていた、ピアース・ジョンソン投手(28)が7日、1軍登録抹消。球団広報は「登板が重なったことによる疲労を考慮した、リフレッシュの意味での抹消です」と発表した。2軍で調整を続けていた馬場が、この日緊急昇格した。
この日は朝から強い雨が降り続いており、試合前練習は室内練習場で行われた。先発陣、中継ぎ陣それぞれが練習を開始する中、時間になってもジョンソンは室内練習場に現れず。練習後、金村投手コーチは「疲れているからリフレッシュ。長いからね、シーズンは」と話した。今後チーム本隊に帯同するかも含めて、現段階では未定だという。
ジョンソンは6日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、“積極的休養”を取っていたとみられていた。試合後、矢野監督も「今日はちょっと休ませようと思って。1年間長いので。今日は休みと決めていた」と説明。初ホールドを挙げた小野が2イニングを投げ、藤川-ドリスへとつないだ。その後、延長戦と突入したが、十回を島本が抑え切り、プロ初セーブを挙げるなど、ジョンソンは最後まで出番がなかった。
ジョンソンはここまで28試合に登板し、2勝0敗19ホールド。防御率0・64と絶対的な安定感を誇っていた。5月も3度の3連投をこなすなど、信頼も絶大。長い1年間を見据えた緊急処置となった。