大山、ミス挽回の勝ち越しタイムリー
「交流戦、オリックス-阪神」(15日、京セラドーム大阪)
阪神の大山悠輔内野手(24)が六回、自らのミスを挽回する勝ち越し適時打を放った。
同点で迎えた六回だった。1死から糸原が左前打で出塁。その後、糸井は三塁線への鋭い打球を放つも相手の好守に阻まれた。これが進塁打となり、若き4番へとつながる。
大山は四回の無死二塁の勝ち越し機にも二ゴロに倒れ、その直後の守備では失策するなどいいところがなかった。名誉挽回の一打。その2球目だった。スライダーに反応すると、打球は左前へ。二走・糸原が一気に勝ち越しのホームへと生還した。
大山は2試合連続で快音なし。適時打は9日の日本ハム戦以来となる23打席ぶりだった。矢野監督は11日のソフトバンク戦後、無安打に終わった4番に苦言を呈していた。「4番なんで決めるという気持ちで行ってたと思うんだけど、結果的にそうなって(空振り三振)しまうとね」と話し、ストライクの直球を2球見逃して追い込まれた末の凡退を惜しんでいた。