阪神ガルシア六回に乱れる 7失点KO、甲子園で勝てず…防御率7・11
「交流戦、阪神-西武」(23日、甲子園球場)
阪神の先発、オネルキ・ガルシア投手が6回途中9安打7失点(自責点5)で降板。五回まで2失点で踏ん張っていた助っ人左腕だが、六回に乱れて悔しさの残るKO劇となった。
1点リードの二回、2死二塁のピンチを招き、金子侑を打ち取ったものの、三塁・大山の悪送球で同点とされた。その後はテンポの良い投球で直球とチェンジアップ、スライダーを織り交ぜ、西武打線を寄せ付けない。
同点の五回は1番・秋山に勝ち越しの左前適時打を許したが後続を寸断。1点のビハインドを保って打線の反撃を待ちたいところだったが、六回に捕まった。
1死から3連打で満塁とされると、金子侑の2点中前適時打で追加点を献上。さらに続く愛斗の打球処理を遊撃・木浪がもたつき、適時内野安打となってさらに1点を失ったところで2番手・岩崎に交代。試合前まで、ガルシアは昨年から甲子園で、4試合で1敗、防御率7・11と結果を残せていない。
降板後ガルシアは「調子は悪くなかったが、大事なところで粘ることができず、チームにもブルペンにも申し訳ない気持ちです」とコメント。後を受けた岩崎も、2死一、二塁から1番・秋山に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、この回5点目を失った。五回まで1-2としていた猛虎。終盤の接戦に持ち込みたかったところで、主導権を相手に握られた。