矢野阪神“奪首ローテ”球宴前の11戦再編 青柳&西で首位奪取や!

 7月2日のDeNA戦に先発する西
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 阪神がリーグ戦再開に合わせて、ローテーションを再編したことが24日、分かった。初戦となる29日・中日戦(ナゴヤドーム)を、チームトップの5勝を挙げる青柳晃洋投手(25)に託す。また、7月2日・DeNA戦(横浜)に西勇輝投手(28)が先発し、両右腕がカード初戦を任される。相性を重視した“奪首ローテ”で、リーグ戦で再浮上を図る。

 苦戦を強いられた交流戦が終わった。阪神は貯金1、首位巨人と3・5ゲーム差でリーグ戦が再開する。節目の日を前に矢野監督はローテーションを再編。まずは5位・中日との2連戦、4位・DeNAとの3連戦と続くが、大事な“開幕投手”には青柳が指名された。

 大役を張るだけの結果は残してきた。今季は5、6番手の存在としてスタートしたが、開幕からここまでローテを守っているのは西と2人。チームトップの5勝(4敗)、防御率2・86と安定感が光る。加えて4月28日の対戦(ナゴヤドーム)では、プロ初の完投を完封勝利で飾った。

 2戦目に左腕の高橋遥を挟み、7月2日のDeNA戦には西が先発する。ここまで13試合の登板で3勝6敗。5月10日の中日戦(甲子園)を最後に、1カ月半、勝ち星から遠ざかっているが、防御率2・76が示す通りに試合を崩さない。1週間を占う意味でも火曜日の登板は重要で、FA右腕が回ることでリズムを生む狙いもある。

 7月3日の第2戦にガルシア、4日の第3戦はメッセンジャーと続き、5日の広島戦(甲子園)には抹消中の岩田が先発する見込み。今季対戦は0勝1敗ながら、防御率は2・13と相性は悪くない。広島との2戦目に回る青柳は今季初対戦。相性を重視した起用に加え、火曜日から右、左、右、左、右、左とジグザグでローテが組めるのも、メリットの一つといえる。

 昨季最下位からの善戦は、投手陣の踏ん張りに他ならない。加えて序盤の躍進を支えたジョンソンが、29日の初戦から再昇格する予定。中継ぎ投手の厚みが増すことで、先発投手にも相乗効果が期待できる。オールスター前の11試合で、少しでも上位2チームとの差を縮めたい。まずはカギを握る初戦。青柳から再進撃が始まる。

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