ドラ1近本、セ界2位の足 開幕から存在感十分!新人王ライバル蹴散らす!

 セ・リーグの新人王争いが熱い。阪神ではドラフト1位・近本光司外野手(24)が「1番・中堅」に定着。交流戦では苦しみながらも、盗塁王争いに割って入るなど健闘している。打者ではヤクルト・村上、投手では広島・床田、DeNAの上茶谷、大貫らがライバルとなってきそうだ。

 目標の新人王へ、順調なスタートを切っている。阪神の切り込み隊長として打線をけん引する近本。「新人王は目標の一つですが、まずはチームの勝利に貢献して。その結果が、目標にもつながる思う」。達成するためにも目の前の一戦に集中し、リーグ戦再開に臨む姿勢を示す。

 開幕から存在感を発揮し続け、不動の1番に定着したルーキー。最大の武器である快足と打力で球団の新人記録を数多く塗り替えている。ここまで72試合に出場して、打率・268、6本塁打、24打点でリーグ2位の18盗塁。5月2日の広島戦(甲子園)では、赤星を抜いて球団新人最長となる13試合連続安打を放つなど、リーグ3位につける矢野阪神の象徴となっている。

 170センチと小柄ながら、すさまじいパンチ力も魅力だ。4月25日のDeNA戦(横浜)では、1点を追う九回2死一、三塁で守護神・山崎から左翼ポール際に逆転3ランを放ちチームを勝利に導いた。4月終了時ですでに4本塁打をマーク。2リーグ分立後では、田淵の3本を上回り、球団の新人記録を更新した。

 球宴ファン投票で12球団唯一となる新人で選出された背番号5。広島・床田、ヤクルト・村上らの強敵を撃破して、目標を達成するために今後も結果を残す。

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