藤浪に指令 1軍復帰への“条件”狙ってストライクを取れ

 大野練習場でキャッチボールする阪神・藤浪
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 阪神・香田勲男2軍投手コーチ(54)が30日、ウエスタン・広島戦(由宇)が雨天中止となり、藤浪晋太郎投手(25)の1軍昇格には、直球を意図したコースに投げられるかがカギになると説明した。6月29日のウエスタン・広島戦で先発し8回4安打1失点と力投したが、もう一段階レベルアップした姿が必要とした。

 2軍調整の期間は「1軍に行った時に苦労しないための準備」と同コーチは言う。現時点での課題に挙げたのは、狙ったコースに投げ分けてストライクを取れるかだ。

 同戦では、中神に153キロの外角直球で見逃し三振を奪い、藤浪自身も手応えを得た一球があった。香田コーチは「ああいった素晴らしいボールが狙って取れるようになることが良い準備になっていく」と期待を寄せる。

 万全の状態に整えるために「本来のボールはまだこんなものじゃない。もっと高い所を目指してね。もう2軍には戻ってこない、1軍で活躍できる状態までいけたら」。より完璧な姿へ近づけていくことが大事と説く。

 この日、広島の大野練習場でキャッチボールなどを行った藤浪。予定の6日、ファーム交流戦・ヤクルト戦(戸田)先発に向け「狙ったボールを投げられたら」。納得する投球で、7月中の昇格を手繰り寄せたい。

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