矢野監督 1カ月ぶり安打の鳥谷を評価「トリの背中をみんな見て学んでいる」

 広島に連勝し、ファンにあいさつする阪神・矢野燿大監督(左から2人目)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神8-5広島」(6日、甲子園球場)

 阪神・鳥谷敬内野手が四回に代打で登場し、5月31日の広島戦(マツダ)以来7打席ぶりの安打を放った。

 今季最多4万6755人が詰めかけた甲子園で鳥谷のバットから久々に快音が響いた。5月31日に二塁打を放って以降、6月は代打で6打席凡退が続いていたが、ようやく復調の兆しを見せた。4球連続ファウルなどで粘ってフルカウントとした10球目、広島アドゥワの141キロの直球を華麗に左前に流した。その後、糸原の勝ち越し1号3ランが飛び出したことで、大きな意味を持つ一打となった。

 試合後、矢野監督もベテランの安打を評価した。「あれだけ毎日試合に出ていた選手が、ヒットのなかなか出ない日々というのはね。気持ちの中では複雑だとは思うけど、いつも本当に鳥谷らしく、変わらず準備をして試合に臨んでいる姿を見ているので」とまずはその姿勢をたたえる。

 そして「このヒットがトリ自身にもね、いいヒットになったと思うけど、そういう部分で、またこういうヒットをたくさん打ってもらうのはもちろんだけど。そういう背中をね、トリの背中をみんな見て若い選手が学んでいる部分多いと思うので。これからもそういう部分でも期待しています」と存在感について語った。

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