ソラーテ 速攻契約合意!26日にも巨人戦デビュー 矢野監督「みんなの刺激に」
阪神は7日、獲得を目指していたヤンハービス・ソラーテ内野手(32)=マーリンズ傘下3A=と契約が合意したことを発表した。契約は今季終了までで、推定年俸5000万円。背番号は「42」の予定。諸手続きを済ませた上で20日前後に来日する。26日からの巨人3連戦(東京ドーム)でベールを脱ぐことになりそうだ。
予告通り最速で動いたことが、いかに阪神が求めていた選手であるかを物語っている。アメリカの独立記念日休暇が明けた現地時間5日にマーリンズ傘下3Aがソラーテの契約を解除したことを受け、球団は速攻で契約合意に持ち込んだ。
矢野監督は率直に現状のチーム状況を鑑みた上での補強を喜ぶ。「ここまで、どう点を取るかというところで思うようにいかない部分があった。得点能力とチーム内の競争を期待しています」と、はっきりと得点力不足解消の救世主としての期待を表した。
ソラーテの加入で指揮官が望む“競争”も激化する。現状では外国人選手4枠の中でジョンソン、ドリスは外せない状況。今季ここまで2勝のガルシア、着実に調子を上げているものの、長打力という点では物足りなさが残るマルテは尻に火がつくだろう。
捕手以外、内野は全ポジションが可能、外野もレフトの経験があるユーティリティープレーヤーだけに「いろいろなアイデアをこっちはできるし、選手からすると競争相手が来るという形になって、みんなの刺激になる」と矢野監督。日本人野手にも一層の危機感が生まれ、それがチーム力の底上げにつながることを期待する。
ソラーテは球団を通じて「非常に興奮している。自分が持っているものを全て出して貢献し、チームが日本シリーズに出場できるようにベストを尽くしたい。阪神タイガースのユニホームを着てプレーができることを楽しみにしています」とコメント。首位を独走する巨人猛追へ。メジャー75発男が起爆剤となる。