首位巨人と今季最大8・5差 9度目完封負け ガルシア好投報われず

 9回、空振り三振に倒れる代打の阪神・原口文仁=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神0-1巨人」(9日、甲子園球場)

 阪神が今季9度目の完封負けで連敗。再び5割を切って借金生活に突入し、首位・巨人との差は今季最大となる8・5ゲームまで開いた。先発のガルシアは好投も報われず、8回4安打1失点で4敗目(2勝)。今季ワーストの16残塁と、攻めあぐねた前夜に続き、無援に泣く形でカード負け越しとなった。

 試合は序盤からガルシア-桜井の投手戦となった。阪神は三回、1死から坂本、ガルシアの連打で一、二塁を作ったが、近本、糸原が連続三振に倒れた。さらに六回には、先頭ガルシアの右前打から、糸井が中前打でつなぐなど2死満塁としたが、マルテが遊ゴロに打ち取られた。また、八回は1死二塁の好機で糸原、糸井が凡退。あと1本が出なかった。

 一方、先発のガルシアは序盤から粘りの投球。初回、いきなり先頭の重信に左翼線二塁打を浴びたが、後続を断って波に乗った。初回には、右足くるぶし付近に岡本の打球が直撃するアクシデントに見舞われ、ヒヤりとさせたが、その影響を感じさせない投球を披露。味方の反撃を待った。

 それでも八回、先頭のビヤヌエバに右翼線二塁打を浴びると、小林に送りバントを決められ1死三塁。代打・中島の打球は、遊撃右の強烈なゴロになった。木浪が飛び付いて好捕したが、三走・増田大の好スタートで本塁には投げられず。遊ゴロの間に1点を失い、これが決勝点になった。

 前半戦最後の9連戦中。後半戦を前に、首位・巨人との差を少しでも縮めておきたいところだったが、2戦連続の1点差負け。ゲーム差は今季最大の8・5差まで広がった。接戦に持ち込みながら痛恨の連敗。第3戦はメッセンジャーが先発する予定。前半戦ラストゲーム。連敗を止めて後半戦の巻き返しに転じたい。

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