自力V消滅 今季4度目のサヨナラ負けで3位転落 小野が九回、押し出し四球

9回、阪神・小野泰己は中日ソイロ・アルモンテに押し出し四球を与えサヨナラ負け(捕手 阪神・梅野隆太郎)=ナゴヤドーム(撮影・山口登)
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 「中日3-2阪神」(16日、ナゴヤドーム)

 阪神が今季4度目のサヨナラ負け。首位・巨人が勝ったため、阪神の自力Vが消滅した。連敗も今季ワーストタイの5となった。

 復帰戦となった中日・先発の松坂を攻略することができず、これで対中日戦は6連敗。2012年以来7年ぶりの屈辱で、ゲーム差でも中日に並ばれ、3位に転落した。

 2-2で迎えた九回、4番手で小野が登板。1死から代打・井領を四球で歩かせると、平田に右中間を破られて1死二、三塁。続く大島を申告敬遠で歩かせ満塁策を取ったものの、アルモンテにストライクが入らず、押し出し四球を与えた。小野は登板13試合目で今季初黒星となった。

 打線は左膝を負傷したマルテを欠き、和製オーダーで臨んだが、1番・近本、3番・糸井が奮闘した。初回、近本の中前打から無死一、三塁を作り、糸井の中犠飛で先制点を奪う。1点を追う三回には、再び近本の中前打を足場に2死一、二塁から糸井が右翼線に同点二塁打を放った。

 近本は初回に二盗を決め、節目の20盗塁に到達。阪神選手のシーズン20盗塁は17、18年の糸井に続き3年連続。球団新人のシーズン20盗塁は、01年の赤星以来(39盗塁でタイトル獲得)、18年ぶりの快挙となった。

 それでも昨季、4度の対戦で3敗(1勝)した松坂を、この日も攻略することができず、中日投手陣の前に四回以降、無安打に終わった。

 先発の岩田は初回、いきなり2点を失うなど、毎回のように走者を置く投球。6回9安打を苦しんだが、初回以降は失点を許さず、同点での降板となった。「途中から大胆に攻めることを意識して、打たれたヒットもほとんどがゴロヒットでしたし、なんとか粘ることはできたかなと思います」。七回を藤川、八回をジョンソンが無失点でつないだが、小野が粘れなかった。

 後半戦は連敗スタート。17日の第3戦(豊橋)では、4年目の望月がプロ初先発に臨む。若い力でまずは連敗を止めたい。

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