育成ドラ1片山が支配下登録へ 矢野監督「元気ある、よく振る」2軍春季CでMVP
阪神が育成ドラフト1位の片山雄哉捕手(25)=BC福井=を支配下選手登録する方向で最終調整していることが29日、分かった。
片山はBC福井時代に強肩の「打てる捕手」として評価され、18年度育成ドラフト1位で阪神に入団。2軍春季キャンプではMVPに選ばれた。
シーズン開幕後は4月に4番を任されるなど、パンチ力のある打撃でアピール。ウエスタンでは51試合で打率・216、4本塁打、11打点を記録している。12日には1軍練習にも参加。矢野監督は「元気もあるし、バットもよく振る」と評価していた。
1軍は貧打に苦しむ試合が多く、リーグワーストの348得点と、勝負どころでの決定力不足が成績低迷に直結している。28日・巨人戦に敗れて自力優勝の可能性が再消滅したが、片山はポストシーズン進出に向けた起爆剤として期待される。