阪神 2桁10失点で大敗 岩田がプロ最短2回7失点でKO負け 原口初アーチも及ばず
「広島10-5阪神」(4日、マツダスタジアム)
阪神が広島に敗れ、長期ロード最初のカードは負け越しスタート。序盤の大量失点が最後まで響いた。
先発・岩田は2回7失点で早々に降板。プロ14年目で、自己最短の2回KOとなった。初回1死から4連打で2点を失うと、なおも1死一、二塁からメヒアに甘いスライダーを左翼越えに運ばれる3ランで立ち上がりに一挙5点を失った。
二回も1死から二塁・ソラーテの失策で西川を出塁させると、菊池涼に左前打でつながれ、2死一、三塁から鈴木、バティスタの連続適時打で2点を失い、2回8安打7失点(自責点5)でKOとなった。
一方の打線で意地を見せたのは途中出場の原口だった。五回に2死一塁から代打で登場すると、広島先発・九里が投じた初球を流し打ち。打球は右翼スタンドギリギリに飛び込む2ランとなった。今季1号、通算20本目となる2ランをかっ飛ばした。
オールスターでは2本の本塁打を放った原口だが、シーズンでは今季1号。すなわちそれは大腸がんの手術を受けてから、1軍で出場26試合目、53打席目で初の一発。2018年9月6日の広島戦(マツダスタジアム)での代打本塁打以来、332日ぶりとなる本塁打となった。
打線は七回に糸原の適時二塁打などで3点をかえしたが、初回の5失点が最後まで大きくのしかかった。長期ロード最初となった敵地・広島では1勝2敗と負け越し。週明け6日からは最下位・ヤクルトとの3連戦。神宮から再浮上を狙っていく。