梅野の後継者候補 星稜・山瀬、智弁和歌山・東妻をリストアップ
阪神が今秋ドラフト候補として、星稜・山瀬慎之助捕手(3年)、智弁和歌山・東妻純平捕手(3年)をリストアップしていることが5日、分かった。2人は6日に開幕する全国高校野球選手権への出場を決めており、全スカウトで正捕手・梅野の後継者候補としての実力を生チェックする。
阪神は在籍する捕手7人のうち、最年少が坂本、長坂、片山の25歳。10代から20代前半の捕手獲得が急務となっており、候補に挙がるのが山瀬と東妻だ。
山瀬はインサイドワークがよく、2秒を切れば速いとされる二塁送球で、1・8秒台を記録する強肩が最大の武器だ。星稜では今秋ドラフト1位候補・奥川の女房役として、18年春から4季連続甲子園出場。大舞台での経験も豊富だ。
東妻も豪腕の兄、ロッテ・勇輔と遜色ない強肩を武器にする。高校入学後に遊撃から捕手に転向したばかり。阪神の97年度ドラフト1位で、巨人などでもプレーした中谷監督から英才教育を受けてきたが、まだまだ伸びしろもある。今春センバツの熊本西戦では本塁打を放っており、打てる捕手に成長する可能性も秘める。
阪神はこの日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、甲子園に出場するドラフト候補を確認した。同大会では2人を含めた“金の卵”候補を慎重に見極めていく。