「阪神（雨天中止）中日」（２７日、甲子園球場）

　阪神の矢野燿大監督（５０）が２７日、吉兆データで２８日・中日戦の必勝を誓う。今季は過去２度の雨天中止翌戦に勝利。いずれもサヨナラ勝ちし、劇勝から連勝している。「記者さんあるあるやね」と笑いながら、流れも味方に付けたい思いだ。

　「いい話はどんどん聞かせてくれたら、うれしい。雨をプラスにするのか、マイナスにするのか。俺たち次第なので。いい方にね」

　午前中から断続的に降り続いた雨。指揮官は“勝率１００％”の一戦を前に笑顔で話した。「天気はどうしようもないので。仕方がないと思います」。先発はサヨナラ勝ちした５月２９日・巨人戦と同様、青柳がスライド登板する。好データはそろっている。

　２５日のヤクルト戦に敗れたが、そこまで５連勝とチームには復調気配が漂う。１８日の巨人戦から木浪を「２番・遊撃」に起用。２２日のＤｅＮＡ戦からは、４戦連続でオーダーを固定して戦っている。

　「だいぶ形は見えつつある感じになってきた。続けていきたいと思います」と指揮官。シーズン残り２４試合。Ａクラス浮上に一戦必勝態勢で臨む。「目の前の試合に勝てば、近づいていける可能性は高まるからね」。吉兆データを武器に、連勝街道を走る。