鳥谷が明言「タイガースでユニホームを着てやるのは今季で最後」引退か他球団か
プロ野球・阪神の鳥谷敬内野手(38)が31日、試合前の練習後に去就について報道陣の取材に応じ、現状の思いを激白した。球団から「引退してくれないか」と告げられたことを明かした上で、今後は「引退か、他チームで現役を続行するか」と続けた。「タイガースでユニホームを着てやるというのは今シーズンで最後」と明言した。
5年契約の最終年を迎える鳥谷については去就が注目されていた。鳥谷は29日に揚塩健治球団社長、谷本修球団本部長ら4者で会談していたが、その席で「引退してくれないか」と言われたことを包み隠さず明かした。鳥谷は「事実上の戦力外だと思う」と続けた。
鳥谷は「自分が持っている選択肢というのは、このまま引退するのか、それとも他チームを探して現役を続行するのか。他チームでなければ、そのまま終わるという形になると思います」と、思いを語った。また、「きのうも本当に帰るときに、球場の外を出たときに、たくさん自分のタオルを広げて、今まで以上にたくさんの方々が広げてくださってる姿を見て、(中略)球団の方からいろいろな話が出ているみたいなので、ファンの皆さんに今シーズンでどういう形にしてもタイガースのユニホームは脱ぐということを伝えたいなというのが、1番の思いです」とも説明した。
谷本修球団本部長は30日に報道陣に対して、「(鳥谷は)自分で出処進退を決めるべき数少ない選手」とした上で「答えはまだ全然出ていないです」と説明していた。