阪神が巨人に完封勝ち 岩貞が155日ぶり復活星 3連戦勝ち越し
「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)
阪神が今季9度目の完封勝利で、巨人3連戦に勝ち越した。巨人戦での完封勝利は2018年5月25日以来。先発の岩貞祐太投手が、3月30日ヤクルト戦(京セラドーム)以来、155日ぶりの2勝目をつかんだ。
4月にインフルエンザを発症し、その後は右脇腹肉離れに苦しみ、長い時間を2軍で過ごしていた岩貞がよみがえった。4月28日以来、126日ぶりとなる1軍マウンドで強力巨人打線を次々と抑え込んだ。
初回、二回と先頭打者を出したものの、ともに後続を断って波に乗る。三回は三者連続の空振り三振。四、五回も三者凡退と危なげない投球を披露。6回71球3安打、無失点の復活ショーだった。岩貞の後を受けた岩崎、ションソン、藤川が完封リレーを完成させた。
打線は岩貞をアシスト。四回に福留が今季初、通算50本目の三塁打で出塁。マルテの遊ゴロの間に1点を先制。五回には近本が今季133安打目、リードを広げる適時三塁打を放った。