ジョンソン 1回1/3ピシャリ 七回2死満塁ピンチ切り抜けた

 7回、ピンチを脱し、笑顔でベンチへ戻るジョンソン
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 「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)

 帰ってきた。阪神のジョンソンが、甲子園のマウンドに戻ってきた。いきなりの出番は2死満塁の大ピンチだったが「しばらくぶりだったけど、楽しむことができました」。この日で50試合登板に到達。タフな新助っ人は、再び歩み出した。

 2点リードの七回だった。この回登板の岩崎が2死満塁とし、打席にはゲレーロ。ここで矢野監督は「信頼している。不安もない」と、ジョンソンの一手を選択した。そしてカウント2-2からの5球目。135キロのパワーカーブにゲレーロのバットは止まらず、空振り三振に。大ピンチをしのぎきった。

 これで終わらない。続く八回もマウンドへ。「とにかく気持ちを切り替えよう」。復帰早々のイニングまたぎは、信頼の証しだった。1番・亀井からの好打順を、三者凡退に。「結果的に抑えることができたのでよかった」と汗を拭った。

 4試合ぶりに仲間と味わう勝負の時間だった。8月28日の中日戦で体調不良を訴え、その後も続いた微熱。自宅療養をするなどし、この日の試合前にようやく笑顔が戻った。「ベリーグッド」。戦闘開始の合図だった。

 ジョンソンにとっては8月1日以来の甲子園。涼しい心地いい風が吹く。「みなさんの作り出す雰囲気の中でできてうれしかった。もっともっと投げたい」。お立ち台で、久しぶりに“PJスマイル”がはじけた。

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