ジョンソン手放さん!流出阻止へすでに代理人と接触…契約更新の意向伝えた
阪神がピアース・ジョンソン投手(28)の流出阻止に向け、8月中に渡米した渉外担当者が代理人と接触していたことが2日、分かった。単年契約で、メジャー球団も注目する右腕に対して、球団幹部は「あれだけの活躍をしてくれていますから」と今後も契約更新へ、全力を尽くす方針だ。
ジョンソンは来日1年目からセットアッパーとしてフル回転。ここまで50試合で2勝2敗、防御率1・07で、リーグ1位の37ホールドを挙げている。
150キロを超える直球と、独特の軌道を描くパワーカーブで、開幕から16試合連続無失点を記録。最近は140キロ台中盤のカットボールも交えて、新たな一面も見せている。50回1/3で四球は10個とコントロールも安定。球威、変化球、制球力ともに高いレベルで安定している。
まだ28歳と若い右腕の活躍をメジャー球団も注目。米国でもセットアッパーを任せられる投手として評価を受けている。
ただ、阪神としても簡単に手放すわけにはいかない。8月に新外国人の調査で球団幹部らが渡米した際、渉外担当者がジョンソンの代理人に契約更新の意向を示した。今季年俸は約9000万円(80万ドル)。今後の本格的な交渉では条件面も含め、引き留めへ全力を尽くす。
ジョンソンには今後、第1子が誕生する予定。米球界に戻るか、日本球界に残るか。本人の選択に委ねられる部分が大きいが、阪神は全力で流出阻止を目指す。