メッセンジャー 6回5失点…悔しさあらわ、ペットボトルたたきつける
「ウエスタン、阪神-オリックス」(3日、鳴尾浜球場)
阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が先発し、6回を投げ5安打5失点と悔しい結果に終わった。
立ち上がりは球数少なく、効率良くアウトを重ねていった。先頭の根本には7球を要したが、中飛に。次打者・太田には3球目に144キロ直球を投じ、同じく中飛。最終打者の後藤には初球、144キロ直球を打たせ、一ゴロに打ちとった。
最速147キロの直球とカーブ、フォークなどを織り交ぜた投球を展開し、五回までは2安打無失点、無四球投球を続けたが1点リードの六回に崩れた。先頭の宜保に四球を与え、その後1死一、三塁のピンチに。太田に左前適時打を打たれ、同点とされた。
勢いを止めることはできなかった。2死満塁と一打出れば勝ち越しの場面で白崎に112キロのカーブを完璧に捉えられ、満塁本塁打を浴びた。
この回限りで降板した背番号54。ベンチではペットボトルをたたきつけるほどの悔しさをあらわにしていた。