福留の犠飛で試合は振り出しに 立浪超えの1038打点
「阪神-ヤクルト」(10日、甲子園球場)
阪神は四回、福留孝介外野手の犠飛で試合を振り出しに戻した。
1点を追うこの回。先頭の木浪が左翼線への三塁打でチャンスメークした。続く近本は一ゴロに倒れて1死。嫌な空気を福留のバットが振り払った。2ストライクから2番手・高梨が投じた直球を中堅へ運んだ。飛距離は十分。三走・木浪が青木の捕球を確認すると、タッチアップして同点の本塁を駆け抜けた。
ベテランが勝負強さを発揮して放った試合を振り出しに戻す一打。これで通算1038打点となり、立浪和義(中日)を抜いて、歴代単独39位となった。