阪神・矢野監督 ミスターに並んだ近本に翌試合でのミスター超え指令
「阪神3-2ヤクルト」(18日、甲子園球場)
阪神・矢野燿大監督が、あのミスターに並んだ近本光司外野手を絶賛し、19日のヤクルト戦でのミスター超え指令を出した。
「長嶋茂雄さんっていう名前が出てくるだけでもすごいのに」
近本への指揮官の第一声は、これだった。3安打の猛打賞で今季の安打数を153とし、1958年に長嶋茂雄氏が記録したセ・リーグの新人安打記録に並んだ。
指揮官の近本語りは止まらない。「そこに並んで、明日追い越してくれると思うんですけど。これからは近本が目標とされるような選手になっていくと思うんでね。そういうところではもっともっと貪欲にね。誰にも追いつけないような。そういうようなところを目指して、残り試合も頑張ってほしいと思います」
並んだからには一気に抜き去れ-と19日のヤクルト戦でのミスター超え、新記録達成を命じた。「明日はやってくれると思います。それを楽しみにタイガースファンの人も応援してくれると思うんでね。その期待に応えられるように。まずはヒットで出て、またその後に走って。そこまでが近本の魅力だと思んで」と注文をつけた。
近本はこの試合で、34個目の盗塁を決めてヤクルト山田哲を抜き、リーグ単独トップにも躍り出ている。