秋山、8回1失点ファーム10勝目 平田2軍監督絶賛「精度十分」

 「ウエスタン、阪神4-1オリックス」(21日、鳴尾浜球場)

 阪神・秋山拓巳投手(28)の真骨頂が発揮された試合だ。8回6安打1失点の力投。ペースも乱れることなく、打たせて取る投球で最少失点にまとめファーム10勝目を挙げた。

 得点圏に走者を背負ったが、粘りの投球を見せた。まずは二回。先頭のマレーロ、T-岡田に連打を浴びるも、続く杉本を遊撃への併殺打に。さらに2死三塁と続いたピンチで稲富を三ゴロ。八回は杉本に一発を許した後、無死一、三塁としたが、根本を二飛、太田を三ゴロ併殺打に抑え込んだ。

 秋山自身は「まあ、そこは良かったと思います」とうなずいた。内外にきっちりと突く投球を展開し、無四球投球。これには平田2軍監督も絶賛だ。

 「久しぶりに秋山の投球を見たけど、球の精度も十分だし、拳弥(長坂)とのコンビネーションも抜群だったね」。この日は100球を投じた。1軍との兼ね合いもあるが、次回は27日のウエスタン・ソフトバンク戦の可能性もある。投げる場所に関係なく、いい状態を持続させていく。

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