藤浪が2軍戦で今季最終登板、5回4失点「全体的にはいい感覚」来季へ復活模索

 「ウエスタン、阪神-ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が今季最終登板として登板し、5回を投げ5安打4失点だった。失点を許したものの、公式戦最後の先発マウンドでまずまずの内容を示した。

 初回と二回を無失点に封じた藤浪。三回に3番・栗原にこの日最速となる153キロ直球を右翼越えに運ばれ、2ランを被弾した。

 五回は安打と四球から田城に2点適時打を浴びて4失点。結果は4失点だが、内容について本人は降板後「数字が良くないので、結果として4失点しているのでいいとは言い難いですけど、いいボールもちょくちょくありましたし。全体的には、いい感覚で投げられたんじゃないですかね」と及第点のジャッジを口にした。

 二回、増田には抜けたスライダーが背中に当たる死球があったが、与えた四球は3つ。課題の制球面を完璧に克服したとは言えないが、途端にストライクが入らなくなり、マウンドで自分自身と戦うような姿は見受けられなかった。

 今季、藤浪の1軍登板はわずか1試合。8月1日の中日戦(甲子園)で今季初先発し、4回1/3を投げ4安打1失点。8四死球と制球難を露呈する形となり、白星をつかむことはできなかった。1軍の残り試合が3試合であること、この日2軍戦で先発登板したことを踏まえれば、プロ7年目にして初めてシーズンを未勝利で終えることが確実だ。

 エースとして長らくチームをけん引してきたランディ・メッセンジャー投手(38)が今季限りでの現役引退を表明。先発陣の駒不足を補うだけでなく、チームの「軸」を担える可能性を持つ藤浪に寄せられる期待は、言うまでもない。1軍マウンドで躍動する日を目指し、来季につながる道筋を模索していく。

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